土木工事の目的は?
こんにちは。
今回は土木工事の目的について簡単に紹介していこうと思います。
土木工事と言っても様々な工事の区分がありますが、わかりやすいものだけでざっくりと分類すると・・・
・道路工事
・河川工事
・港湾工事
・下水道工事
・ダム工事
などが上げられます。
これらはインフラストラクチャー(日本ではインフラと略称されている)と言われ、
意味は「下部構造」、「下支えするもの」とういうものです。
日本においては「経済基盤」、「産業基盤」、「社会基盤」などを指す概念的な用語です。
では具体的な例をあげてみます。
経済の発展において流通というものは大きな影響を与えます。
はるか昔から大河の近くの文明が発展する傾向が多いのは、水が多くて恵まれた土地という事にくわえ、河川を介して他の地域との流通が成立するからです。
流通により、食糧、物資、情報などが行き来する事でその文明が発展していきます。
現代でいうと、道路、港、空港がそれらの基盤となります。
流通の発展は生産性に大きく影響します。
材料が届かない、任意の場所に行けない、こんな状態だと普段の私生活も仕事もままなりません。
現在は道路整備のおかげで他県にも気軽に行けますし、注文した物も数日で届きます。
よって、道路、空港、港などは日本の産業基盤において重要なインフラ施設と言えます。
では河川やダムなどは何のためのインフラ施設?
河川やダムの役割は水資源の確保や、洪水調節、流水の正常な機能維持などの治水措置により、大雨の時も水を安全に海へ流すことです。
これは誰でもなんとなく想像できると思いますが、実は産業基盤としても大きく貢献しています。
それは、日々の暮らしの中でもかなり重要度が高い電力です。
ダムによる流量調節で落下水力を利用して発電しています。
山や川が多い日本では他の国より多く利用されています。
なお、小水力発電なら水を貯めるダムがなくても山間部の渓流や河川、上下水道施設などの流水を利用して発電が可能です。
小水力発電は国内市場はほとんどありませんでしたが、現在はやっと芽が出て育ち始めている段階です。
近い将来、大きな市場の延びが期待されています。
このように河川やダムも国民の生活を支える重要なインフラ施設と言えます。
余談ですが、弊社も小水力発電所を建設した実績があります。
土木工事と聞くと、税金の無駄使い、環境破壊などのネガティブな印象を受ける事が多いと思いますが、実際は私たちにとっても日々の生活には欠かせない施設です。
(税金の無駄とも言える工事がないとも言い切れませんが・・・)
今回の紹介で土木工事に対し、少しでもポジティブな印象を持ってくれた方がいると大変うれしいです。
土木工事を手掛ける立場として、地域の方のためにという気持ちで施工してます。
地域の方によろこんでもらえる仕事というのが何よりの報酬でやりがいでもあります。
地域の発展のため、今後も勤勉に務め貢献できるよう努力して行こうと思います。
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